はじめに
このブログは考察と銘打っていますが、はじめに考察の定義について考えさせてください。
ぐぐってみると考察とは「物事を明らかにするためよく考え調べること」とあります。物事を明らかにするとはどういう意味かというと、色々あると思います。正しさを証明することかもしれません。間違いを指摘することかもしれません。目的によって色々あると思います。
私がこれらの考察をした目的はとても単純です。
「私は『ハイキュー!!』を読んでこう感じたんだけれど、それはなんでだろう?」
これだけです。
自分が受け取った感覚をどうにか明らかにしたくて言葉にしたくて始めたものです。
つまり、結論はあくまで私の感じ方です。その結論ありきで、自分がそう感じた理由を探って論理っぽく組み立てているだけです。他に良い言葉がなくて考察としていますが、考察擬きだと思います。
決して『ハイキュー!!』の正しい読み方、解釈ではありません。
岩ちゃんは結構クローズアップされたのに、なんでモブキャラっぽさが抜けないんだろう?
岩ちゃんがIHで及川さんの天才コンプに最後まで突っかかり続けたのはなんだったろう?
及川さんはどういう気持ちで負けるのかもしれないねって言ったんだろう?
ドンピシャのトスはふたりに何を残しただろう?
私が読みながら不思議に思って考え続けていたことをまとめておこうと思ったのがこのブログです。
これはあくまで私の阿吽像です。見てくださった方と重なるところもあるかもしれません。相容れないところもあるかもしれません。
でもこいつはこう読んだのか、と思って読んでいただければ幸いです。
なお、このブログに載せる阿吽考察については、2015年11月30日にpixivにて初稿公開(現在は非公開)、2016年1月24日初版の拙同人誌「阿吽考察」に掲載していたものに微修正を加えたものであることを申し添えます。
記事案内
阿吽考察
17巻146話で描かれた及川と岩泉によるドンピシャのトスを焦点にして、『ハイキュー!!』の中で描かれてきた及川像、岩泉像を自分なりにまとめてみたものです。
- ドンピシャのトスは及川の中で何が起こったのか
- なぜ岩泉はそのトスを決めきれなかったのか
- そのトスが2人にもたらしたものは何だったのか
大体こんなことを考えてます。
全部で7記事ありますが、繋がっているので序文から順に読んでいただいた方がわかりやすいと思います。
本誌感想
145話除く132話~147話まで+αで青城vs伊達工を本誌リアルタイムで読んでいた時の感想です。春高予選に決着がついた今の時点で読んでもそれなりに読めるように内容の削除やテンションの修正はしていますが、概ね生の感想です。
148話については阿吽考察で大体言い尽くしているので敢えて掲載しませんでした。
- 131話以前 青葉城西vs伊達工
- 132話 壊し屋
- 133話 セッター対決 ROUND2
- 134話 お互い様
- 135話 スロースターター
- 136話 流れを変える一本・3
- 137話 元・根性無しの戦い
- 138話 サーブという究極の攻撃
- 139話 宿敵
- 140話 輩
- 141話 "チーム"
- 142話 強さのかたち
- 143話 灯
- 144話 極限スイッチ
- 146話 才能とセンス
- 147話 真っ向勝負
岩泉の登場にいてもたってもいられず書きました。
終章に寄せて書きました。岩泉については別でまとめたいので岩泉以外のことです。
その他
その他いくつかのテーマに沿ってまとめたものです。ここは多少増減があるかもしれません。