及川徹と岩泉一に関する一考察

漫画『ハイキュー!!』の登場人物である青葉城西高校の及川徹と岩泉一に関して考えたことや思ったことをまとめておくブログです。

ハイキュー!! 138話 感想

IH青城戦との対比

そんなに詳しく対比するわけではないけれど、IH青城戦をなぞっているというのは明らかだと思う。
まずタイトルだ。
「セッター対決ROUND2」や「流れを決める一本・3」などタイトルからIH青城戦を意識・踏襲していることはよくわかると思う。

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ハイキュー!! 137話 感想

岩ちゃんの役回り

久しぶりに試合展開上で岩ちゃんがクローズアップされた。京谷を殴るとか試合関係でない所では出て来てたけど、試合展開上ではこの烏野戦では鳴りを潜めていたと言ってもいいと思う。

で、久しぶりのクローズアップが渾身の一撃、ようやく回ってきたチャンスをふいにされるという役回りだったわけで。

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ハイキュー!! 135話 感想

山口

最後の山口に全部を持って行かれる話だったと思う。
流れが青城に傾き、かつセットポイントが見えてきたという、明らかなピンチの局面に行かせてくれと訴えかける。
いいなとは思いながらも白羽の矢が突然立ってビビって、コートの熱量に圧倒されたIHの時とも、無難さに逃げてしまった和久南戦とも全く違う覚悟だとよくわかる。
正直、IH青城戦の後、山口が公式戦でコートに立つ時は、雪辱戦になると思っていた。つまり今までの練習が実って成功すると思っていた。しかし、実際は和久南戦で逃げを一度挟んだ。この逃げの描写ははたして必要だったのだろうかと和久南戦を読んでいる時にはそう思った。

でも必要だった。

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ハイキュー!! 134話 感想

及川徹のための及川徹

岩ちゃんは及川さんのために作られたキャラだと思う、ということは常々言っているけれど、その一方で、及川さんと彼が率いる青城は、影山の成長の為に設定されたキャラ・チームという側面があると思っている。
及川さんは総合力No.1セッターであり、セッターとして天才ではないが影山が持っていないものを持っている。影山は北一時代に金田一・国見と上手くいかず、及川さんは青城に入った彼らをきちんと使いこなしているという綺麗な対比がある。
影山がこれを倒す事が出来れば、わかりやすく過去のトラウマも含めて乗り越え、成長したという証になるだろう。

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